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チューブ出口のカサブタについて /森田 

現在、訪問看護師として、働いています。月に2回、CAPDの介助に訪問している患者さんのことでご相談したいことがあって、メールしました。
平成16年からCAPD導入されており、ここ数ヶ月の間、チューブの出口にカサブタの付着があり、少しづつ大きくなってきています。現在は1cm大で、高さも同じくらいです。最近消毒の際痛みがあります。普段は、ご家族がイソジン消毒し、洗浄などはしていません。
月2回、受診しているので、ご本人、ご家族に診察、相談をお願いしているのですが、診察後も何も指示変更はありません。
以前、腹膜炎の症状はまったくなく、実は腹膜炎をおこしていることがありました。
現在も熱発などはなく、排液のなかに、時折フィブリンが混入する感じです。

このまま、様子観察で良いのでしょうか?
なにか、在宅で実施できることがあればアドバイスをよろしくお願いいたします。



回答 /白石病院CAPD専任ナース

”出口の少しずつ大きくなってきているカサブタ”は、出口部周囲の出血か感染による分泌物が堆積したものと思います。
”消毒の際痛みがある”ことからカテーテル出口感染が強く疑われます。出口周囲の発赤やしこりなどもあるのではないでしょうか?
受診し抗生剤の投与や出口部の分泌物の培養検査を行うことをお勧めします。
出口部の管理で重要なことは、消毒することよりも入浴時にシャワーで十分洗浄すること、カテーテルやチューブをぶら下げた状態にしない、の2点です。患者さまによっては毎日イソジン消毒を繰り返すことにより皮膚に傷害が起きる場合もあり、希釈したイソジンを使用したり消毒を行わない施設も増えてきています。