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血液透析患者における冠動脈造影法について /リル 

お願いします。血液透析患者において、冠動脈造影を行う場合、一般に透析を行ってから始めるのか、冠動脈造影を行ってから透析を行うのか教えてください。また、どちらにせよ注意しなければならない点を教えてください。

回答 /白石病院透析担当医

施設によって一定していないと思われますが、一般的にはCAG後血液透析を行っているようです。CAGでヘパリンを使用しますし、造影剤の使用量が多いこともありCAG後に透析を行っていると思われます。しかし、透析を行っても造影剤すべてが除去できるわけでもなく、少量の造影剤使用であれば次の日に透析を行っても特に問題はないと思われます。
我々の透析患者の中で心臓合併症を伴うことが多く、CAGを受けるケースが多くなっています。今まで大きな合併症としては、CAGによるコレステロール塞栓症、感染症(虚血性腸炎etcノ)、出血(後腹膜腔出血etcノ)等がみられているようです。透析患者の高齢化、糖尿病患者の増加、長期透析患者の増加等によりCAGの必要性が高まるとともに、CAGによるトラブルにも注意が必要になると思われます。