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血圧低下時の輸液について /あやさん 

透析室に勤務している看護師です。先輩看護師はDMのある患者さんでも血圧が下がると50%TZ(20)を3〜4本いれたり、ある先輩は50%TZ(20)と10%NACL(20)をはんとうずついれたり、10%NACL(20)のみいれたりしています。それぞれ効能の違いがあると思うのですが先輩方の考え方がさまざまでどうちがうのかなかなか聞けないので教えていただきたいです。

回答 /白石病院透析室看護師

当院では、透析中に血圧低下した場合、生食の補液100〜200mlや下肢挙上,除水速度を落とすなどの方法で対処しています。足つりがひどい場合は、スタッフの判断で10%Naclを1〜2A回路から静注することはありますが、それ以外の静注は全て医師の指示なしに行うことはありません。あなたの“先輩看護師は50%TZや10%Naclを入れる”ことで血液の浸透圧を上げ組織にたまった水分を血管内に引き込んで血圧を上げようという意図でしているのかもしれませんが、生食補液で血管内ボリュームを上げる方が効果が早いと考えます。また、ご指摘のように糖尿病の患者さんに50%TZを静注するのは高血糖を招き危険と思われます