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透析治療での自由診療 /患者H 

私のクリニックでは、PTX後には一律にintact−PTHの検査を打ち切っているようです。
私は、PTX後の管理や無骨化症モニタのためにもintact−PTHの検査を、また同様に以前月1回の頻度で測っていたβ2マイクログロブリンの検査を自由診療でよいから入れてほしいとDrに依頼したところ「自由診療で検査をすれば、透析治療全体が自己負担になるので認められない」といわれました。
どうもよく理解できないのですが、どいうことなのでしょうか。

回答 /白石病院透析担当医

現在、外来透析の患者様は、いくつかの血液検査について検査の有無にかかわらず、慢性維持透析患者外来医学管理科(2460点)の中に含まれています。
つまりPTXやβ2MGの検査をしても保険で請求できないわけですので、多くの施設では必要最低限の検査で済ませる傾向にあるわけです。
現在、本人の希望で自己負担でもいいから検査してほしい希望があっても、それを行うことは混合診療という形態になってしまうので、なかなか難しいことになります。ニュースでも聞かれることがあると思われますが、現在、株式会社の医療への参入問題、混合診療問題が議論されているところです。保険に含まれていない検査で、自己負担で行うケースもあります。例をあげると、PET検査(悪性腫瘍の発見に役立つ)があり、1回10〜20万の費用がかかります。