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エンドトキシンについて /あしながおじさん 

我が透析室でも毎月エンドトキシンを測定し、データを集めているところです。
エンドトキシン測定に関しては、今現在、和光と生化学のものがありますが、皆さんはどちらの測定器で測っているのかを知りたいです。
また、全国的にどれくらいの割合でどちらが使われているのか知りたいので、その辺のことを知っている人がいたら教えてください。

回答 /白石病院透析室臨床工学技士

当院では生化学工業のウエルリーダーSK603を用いて、毎月20〜30検体測定しています。
生化学工業によると全国の透析施設で生化学工業の測定器を導入し、施設自体でエンドトキシンを測定しているのは120〜130施設で、外注を入れると全体の90%を占めるということです。しかし、和光純薬工業の方が全国的には測定器を導入している施設は多いということです。
生化学工業のエンドトキシン測定器は1度に96検体まで測定可能で、
オンラインHDFを行っている施設、透析液の徹底管理が必要な施設、また検体数が多数の施設などが使用しているようです。
和光純薬工業の測定器は1度に4〜12検体までが測定可能で、生化学工業に比べ、安価に測定が行えるということ、また測定手技も生化学工業に比べ少し簡単だということでした。
施設での測定条件、コスト、測定方法の簡便さによってどちらかに分かれるということでした。