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筋痙攣について　/うふふ　

透析中に、下肢や手のひきつり（筋痙攣）が起こるのは何故ですか？また、透析中ではなく、自宅でも起こるといわれる患者さんもいるようですがどうしてでしょうか？教えてください。


回答　/白石病院透析室臨床工学技士
透析中におこる筋痙攣の原因には不適切な除水（時間当たりの除水量が多い、ドライウエイトの下げすぎ）、血液中の電解質のアンバンランス、筋肉の血液循環不全、血圧下降などが考えられます。特に時間当たりの除水速度が高すぎる場合に発症する頻度が高いように思われます。したがって透析時間あたりの除水量が多くならないように日頃の水分摂取や食事管理をしっかり指導することが重要です。対処法としては筋肉のマッサージや湯たんぽなどで温めると効果的です。場合よっては高Na液、高張グルコースなどの静注も有効でありますが口渇などの副作用がみられるため注意が必要です。予防策としては水分管理が一番ですが、透析液の浸透圧を調整するなどの工夫も必要です。ドライウエイトが適切なのに自宅でも頻回に起こる場合は血行障害など他の原因も考えられますので主治医に相談するのが良いと思います。