当院では三人の透析アクセス専門医が常勤しており、透析アクセスに関するすべての手術に対応しております。新規導入時の透析アクセス造設から日頃のメンテナンス治療、突発的なトラブルなど、専門的視点から長期的な維持・管理を目指した治療の提供を行なっており、離島を含めた鹿児島県内もちろん県外からも当院の治療のため来院頂いております。

透析アクセス(シャント)外来の紹介
実績
白石病院におけるシャント関連手術・VAIVT件数の推移(1998年~2024年)

シャント関連手術件数の推移(1998年~2024年)

2024年:手術症例の内訳(n=659)

白石病院におけるVAIVT件数の推移(1998年~2024年)

シャントについて
末期腎不全方血液透析導入を要する状態になった場合、導入に際して準備の手術が必要になります。いわゆる“シャント手術”になります。現在では“バスキュラーアクセス”と呼ぶのが正式名称となっています。過去の手術実績のように症例数は徐々に増加しており、過去数年おいては年間3,000例を超える患者さんに治療を行ってきました。
バスキュラーアクセスはその形態からいくつかの方法があります。
自己血管内シャント造設・再建術
上肢の表在静脈を動脈と吻合することで穿刺の容易な表在静脈の血流を増加させ、血液透析に使用する方法です。最も一感染リスクが低いなどの利点から最も一般的な方法と考えられ、当院で昨年(2024年)は316症例に行いました。
人工血管移植術
透析アクセスに適した血管がない患者さんや、長期の使用による荒廃から自己血管での再建が困難な方などが適応となります。穿刺するための移植術や流出路形成を目的に使用することもあり、素材の違いから2種類の人工血管を患者さんの血管状態、全身状態、皮膚の状態など考慮し選択します。当院で昨年(2024年)は182症例に行いました。
上腕動脈表在化術
透析導入直前には尿毒症の影響などで新機能の低下を認める場合があります。そのような患者さんには心臓への負担を軽減する必要から表在か手術を選択することがあります。当院で昨年(2024年)は9症例に行いました。
長期留置型カテーテル
動脈表在化術と同様、心機能低下された患者さんで返血穿刺困難が予想される場合、また疾患背景から通常アクセス造設がすぐには困難な場合に一時的(3〜6ヶ月程度)な透析アクセスとして選択する、あるいは患者さんの状態によっては長期的(年単位)な使用を目標に指標することがあります。当院で昨年(2024年)22症例に行いました。
腹膜透析用カテーテル
腎代替療法の一つである腹膜透析も透析液の改良などから合併症リスクが低下しており、当院でも積極的に導入を進めています。腹膜透析の専門医によるフォロー・管理が確立しています。
VAIVT(バスキュラーアクセス血管内治療) 2601例(2024年)
以前はPTAと呼ばれていた治療で、X線透視下、あるいは最近では超音波装置(エコー)を用いた血管内治療です。当院では両方の方法を選択、あるいは併用することで安全かつ低侵襲で、良好な治療効果を追求した手術に取り組んでいます。定期的なメンテナンス治療から緊急の閉塞に対する治療はもちろん、中枢閉塞などの治療困難症例に対しても積極的に取り組み、専門医のみに使用許可された新しい治療デバイスを用いた治療も行っています。
当院で昨年(2024年)2601症例に行いました。
医師紹介
院長
尊田 和徳
認定医・専門医
- 外科
- 泌尿器科
資格等
- 日本透析医学会認定医
- 日本透析医学会指導医
- 日本泌尿器科学会認定医
外科部長
関島 光裕
認定医・専門医
- 外科
資格等
- 医学博士
- 日本外科学会専門医
- 日本腎移植学会専門医
- 日本移植学会認定医
- 日本透析医学会専門医
- 日本透析アクセス医学会VA血管内治療認定医
外科医長
森田 さやか
認定医・専門医
- 外科
資格等
- 日本移植学会認定医
- 日本外科学会専門医
- 日本透析医学会専門医
- 日本透析アクセス医学会VA血管内治療認定医
- 透析バスキュラーアクセスインターベンション治療医学会VAIVT認定専門医
お問い合わせ
バスキュラーアクセス(シャント)に関して、何かございましたら白石病院アクセス外来までお問い合わせください。
